2011年11月1日火曜日

S.O.君の来訪とロザリオのラモス

頂いたロザリオとメダイ。聖ベネディクトのメダイは魔除けのお守りだ。
S.O.くんは、家族の人数分もってきてくれた。



















後輩のS.O.君が、久しぶりの来訪。

彼とは、同じ中・高校に籍をおき、その後、偶然にも同じ大学に入学。社会に出てからは、彼は書くほう、僕は撮るほうに進んだが、二人ともカトリック信者であるなど、不思議に共通項が多い。

パリ留学の経験があり、フランス語が堪能な彼は、朴訥だが、品のある話術で、いつだって僕を楽しませてくれる。

フランス旅行帰りの、彼からの土産は、モンサンミシェルで求めてくれた、聖ベネディクトのメダイとロザリオ。

ロザリオは、“バラの花冠”の意。
ネックレスのように繋げられた59個の珠を順に繰りながら、黙想し、祈るためのものだ。
ときどき、ファッションとして首にかけているひとを見かけるが、本来の意味でいえば、ふさわしくない。


大分前のことだが、四谷の教会で、元サッカー選手のラモスを見かけたことがある。
ミサの時間でもない、ひとけのない聖堂のなかで、彼は、ひとり眼を閉じ、ロザリオの珠を一つずつ繰りながら、祈りを捧げていた。
いったんその場を離れた僕が、30分ほどして戻ってみると、ラモスは、先ほどと同じ姿勢のままで祈っていた。
まるで、聖人のような、彫りの深い横顔が、強く印象に残っている。


S.O.くん。得意技は、癒しの高笑い

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