2012年8月24日金曜日

Speedtriple


Triumph社は、100年以上続く老舗バイクメーカー

ロックとスポーツカーはイギリスの名産だだそうだけど、もうひとつ言えば、是非そこにスポーツバイクもつけ加えたい。
英国には、Triumphという由緒正しい老舗バイクメーカーがある。

ローマ字で“Triumph”とググると、真っ先に女性用下着メーカーのサイトがでてきて、うっかりクリックなんかしたところを見られたりすると、若干ややこしいことになる。

しかし、あちらは、トリンプ。バイクメーカーのほうは、スペルは同じだが、トライアンフ”と読む。
私のバイクは、3気筒というバイクとしては珍しいエンジンのつくりから由来するスピードトリプル”という名がついている。

ごつごつしたむき出しのエンジンに直接またがり、巨大なトルクで一瞬のうちに風景を後ろに飛び去らせるリッターバイク特有の乗り味には、確かに4輪では味わえない刺激がある。

イタリアのスポーツカーやスポーツバイクは、フェラーリにしろ、ドカッティにしろ、エレガントなハンサムが多い。みるものを否応なく振り向かせようというデザインで、出会うたびに感心する。格好いいだろう」と車やバイクが言っている。まちがいなく日向者だ。
たいして、イギリスのそれは、TVRやオースチンヒーレー、トライアンフなどをみても、どこか野暮ったく、たいていの場合、陰気なユーモアを内在させている。陰と陽でいえば、陰である。オーラが、外に発散しないで、内にこもっている。

スピードトリプルも例外ではない。
それでは、格好悪いかと言われれば、捨ておけない迫力があり、また、どこかユーモラスで、そのあたりがじ、好ましく思える。
破綻のない美しさも見る分にはよいが、エレガントだなんてちょっと気恥ずかしい。

洗練からは遠い、粗削りな3気筒エンジンの鼓動感が、
バイク本来の魅力を味合わせてくれる























スピードトリプルは、去年モデルチェンジを果たし、少しだけハンサム路線にむかってみたようだ。
これがまた、こなれてないデザインで、微笑ましい。

すこし前のことだが、久しぶりに、バイクをプロショップに整備にだした。
戸塚にあるワイドオープンというお店だ。
坂井さんという職人肌のメカニックが、何もかもひとりで作業をしている。
そして、その作業が、繊細で丁寧、かつ、ねちっこくdeepで、大変信頼できる。
本来、このモデルにはつかないはずのMarchesiniのマグを装着してもらったりと、かなりの無理をきいてもらった。
初めてお願いしたのだが、正解だった。
若干費用はかかるし、何しろ一人ですべての作業を行っているので、時間もかかるが、仕上がりは、納得できるものだ。
確実に体感できる整備メニューもあり、バイクのリフレッシュを考えているひとにお勧めできる。

ペダルは、こっそりイタリア製に換えてしまった